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古い木造住宅の解体工事のご紹介

皆様、琉球ZERO-ONEのホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。
沖縄も例年通り全国でも一番早い梅雨入りとなり、雨の日が続きますね。

さて、今日は古い木造住宅の解体工事のご紹介です。
沖縄ではこれまでコンクリート造りの建築物が一般的です。
その理由としては亜熱帯気候特有の湿気や雨量に加え、台風が頻繁に直撃するなど
木造には向いていない気候にありました。

戦後、沖縄では安くて簡単に建てることができる木造が主流でしたが、
台風で瓦屋根が飛ばされたり、何よりも雨や湿気によってシロアリが大量発生し、
建物の基礎部分を食べてしまい、柱の足下部分や基礎部分がなくなり
建物が倒壊したり、作り直したりなどの被害が相次ぎました。
それから昭和30年台から米軍基地で採用されているコンクリート住宅が主流になりました。

最近は木造に塗布する塗料の開発が進み、簡単に雨や台風などでは木材が腐食しなくなり
夏は涼しく、冬は暖かい木造住宅の建築が増えてきました。

前置きは長くなりましたが、そのような経緯もあり木造住宅が少ない沖縄ですが、
場所によっては保存状態の良い木造住宅が残っているのです。

今回解体した木造住宅もおそらく50年以上前からあるのではないかと
推測できますが、柱や基礎部分の保存状態も結構よかったです。

さて、解体工事は瓦から一つ一つ外していき、
内部の壁を解体すると、骨組みだけになってしまいました。
木造の場合はあっという間の解体になりますが
コンクリート造の建築物と比べても何か感慨深いものがありました。
この住宅をつくった宮大工さんの気概を感じつつ、
私たちも誇りを持てる仕事をしていこうと感じた現場でした。

この物件業務実績はこちら →  那覇市の木造住宅の解体工事

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