ブログ

BLOGS

RyuKYU ZERO-ONE

古い木造家屋の解体工事

皆様こんにちわ
今日は古〜い木造家屋の解体工事の事例を紹介します。

沖縄では戦後にかなり多くの木造家屋が建築されました。
1番の理由は短期間で建築できる事と材料が北部から調達できるからと聞いています。
一方で木造家屋は白蟻や台風などの暴風に吹き飛んだり
戦後しばらくはかなり被害もあったようです。

それでアメリカの統治下だったこともあり、
コンクリート住宅が普及するようになりました。
今でもコンクリート造りの建物が一般的です。

近年は木造における木材や接合金物の保護塗装も発達し、
過去の被害も少ないようで沖縄でもかなり増えてきました。
木造は夏は自然の風を取り込み、内部の熱を放出しやすく、
冬は外部からの冷気を防ぐ特徴があるようで暮らしやすく、環境にも良いとのことです。

話は戻りますが、この木造はそういった経緯や観点からすると、
よく今の時代まで利用されていたのだな少し感慨深いものがあります。
柱や基礎もまだまだしっかりした木材もありました。

解体工事は内部から始まり、
最後に屋根や柱を解体していきます。
コンクリート造に比べると工期も短くて済みます。

コストも安くなりますし、
重機もコンクリート造の建物と比べて使用する期間も短いので
環境にも優しい建物なんだと思います。

決して木造を推奨しているわけではありませんが(笑)
木造住宅の解体工事において、
戦後の沖縄復興を支えた、人間の力、うちなーんちゅの力を少しだけ感じることができた業務でした。

RYUKYU ZERO-ONE