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解体工事の見積書を見るポイントを解説!

解体工事の見積書を見てどういった内容が含まれているかなど、悩む方は多いのではないでしょうか?

 

解体業者を選定するにあたっては、現地調査の上で見積もりを提出してもらうことになりますが、その見積書の書き方や内容によって、それぞれの業者の方針や誠実さが分かります。

じっくりといくつかの見積もりを比較することで、コストを下げるだけでなく信頼できる良い解体業者かどうかを判断できるのです。

 

とはいえ、普段見積書など見慣れていない方は、何をどのようにみたら良いのか分からないものですね。

そこで、どんな点に注意して見積もりをチェックしたらよいのかを確認しておきましょう。

 

 

家の構造や敷地の立地によって計上される見積項目が異なります。

解体工事にかかる費用というのは、廃棄物の処分費用の他には、重機やトラックにかかる費用、人件費がメインとなります。建築材料にかかるコストがない分、会社によって人件費など費用がかなり異なることもありますので、見積もりの差が出やすい傾向にあります。

その一つが、家屋の構造と立地条件の違いによるコストです。

 

建物が堅牢な材料と構造で作られているのであれば、当然解体に手間がかかりますので、人件費や重機の使用料がかさむことになります。

 

 

立地条件によって重機などの運搬費用が異なります。

 

また、もし解体する家屋が建っている土地がとても広く、トラックや重機を置きやすいところであれば、楽に作業を進めることができますが、逆に土地が狭いと作業は難しくなります。

廃棄物を搬送するためのトラックを土地の前の道路に停める必要が出てくると、道路占有許可を取ったり警備員を配置したりすることが求められます。

そのための費用が加算されることになります。

 

こうした条件をしっかりと考慮して、見積もりの中に詳細が記されているかを確認しましょう。

そして、それぞれの項目での金額の違いに注目します。良い解体業者は、家屋の構造や立地条件の違いについて確認して、そのことを見積もりの中に反映させています。

 

予期せぬ廃棄物が発見されることも

 

 

外構や予期せぬ廃棄物を発見した場合の条項をチェックする

解体工事には、建物本体だけでなくカーポートや塀などの外構も含まれています。

こうした部分の費用をひとまとめにせず、しっかりと分けて見積書に記入しているかどうかも良い解体業者を見分けるコツとなります。

 

家屋本体に比べるとそれほど高い金額ではありませんが、業者ごとの差が出ますので、単価の違いを比較してみると良いでしょう。

 

また、解体工事をしていると、地中に何らかの埋蔵物があって、同時に処分しなければならない事態が生じることがあります。

もちろん、こうしたケースは不測の事態ですので、見積書の中に料金を記すわけにはいきません。

 

そのため、良い解体業者は見積書の中に、もし地中埋蔵物などが出てきた場合は、追加料金が発生する旨の記載を入れています。

そして、その都度すぐに依頼者に報告するという条項を記載しています。

 

誠実な業者は、いろいろな事態に備えて、慎重に備えるという特徴を持っていますので、こうした見積もりを提示してくれるところは信頼できるでしょう。

 

 

廃棄物処理に関わる費用は含まれていますか?

 

 

 

解体工事にかかる費用の中でも大きな部分を占めるのが、高額な廃棄物の処分費用です。

この費用に関しては、自治体によって規定のコストが決まっていますので、トラックによる廃棄物の搬送費用以外は、どの業者もほとんど同じになるはずです。

 

出てくる廃棄物の計算が若干異なることはあるにしても、それほど大きな違いとはなりません。

もし、この部分の金額が他とあまり異なって安いようであれば、不法投棄をしている可能性も捨てきれないので、しっかりと確認してみましょう。

 

 

明細の少ない工事費用の見積書には注意すが必要!

 

解体業者の中には、それほど高額ではないものの、見積書の詳細がほとんどなく、単に工事一式などの記載で、工事費用をまとめようとするところがあります。

 

これだと、どの作業にどれだけの費用がかかるのか分かりませんので、他の見積もりと比較しようがありません。

 

あまり丁寧に仕事をしようとする気持ちが感じられない原因ともなってしまいますので、信頼が欠けてしまいます。

もう一度しっかりと詳細事項込みで作り直してきてもらうか、他の業者に工事を依頼する方が良いでしょう。

 

 

まとめ

 

複数の解体業者に見積書を提出してもらったら、詳細をそれぞれチェックするようにしましょう。

家屋の構造や土地の立地条件の違いによるコストの差を考えて見積もりが作られているか、それぞれの業者の単価がどうなっているかを比較します。

 

そして、外構部分の解体や地中埋蔵物が出てきてしまったケースの処理についての記載があるかも大事なチェックポイントです。

廃棄物の処分費用に関しては、自治体によって規定の料金が決まっていますので、それほど大きな違いが出ることはないでしょう。

 

 

もし、この部分があまりに安いのであれば、不法投棄など怪しい手法を採っている可能性も捨てきれないので、しっかりと確認してみましょう。

全体としては、見積もりの中身が大雑把で、工事一式でいくらという記載しかないところは信頼度が低い業者です。

 

良い解体業者は、細かく項目を分けて見積書を作ってきますので、他の業者の見積書と比較しやすいようになっています。

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