解体工事豆知識

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解体工事の業者選びのポイント!失敗しない見極め方

住宅を解体して更地にする際、まずは信頼できる解体業者を選ぶことが大切です。

しかし、解体工事について詳しくない場合、どのような業者を選べばよいのか不安を感じることもあるでしょう。

そこで今回は、解体業者を選ぶ際のポイントをいくつか紹介します。

 

解体工事の業者選びのポイント

解体工事に取り組む際に、まず行うことが工事を依頼する業者探しです。

業者選びには下記のポイントを抑えておく必要があります。

 

・建物の解体工事に特化した専門業者であること

建物の解体工事に特化した専門業者は、解体工事に必要な専門知識や技術を持ったプロ集団です。建物解体は、建物の性質や周辺環境に応じて、様々な作業が必要になるため、専門知識や技術が求められます。

建物解体業者は、建物の種類や構造、広さ、周辺環境、解体後の処理方法などに応じて、解体工事の計画や手順を立て、作業を行います。また、解体工事に必要な重機や道具を所有しており、安全かつ迅速に作業を進めることができます。

一方で、建築工事を手がける会社や大手ゼネコンなどが建物解体業務も行っている場合もありますが、解体工事に特化していない場合は、最終的に下請けの業者や関連会社が行うケースがあります。

つまり、ここで余分なマージンが発生するということです。

そのため、建物の解体工事を専門に行っている業者を選ぶことで、より安全かつスムーズに作業を行えるだけでなく、コストも抑えることができます。

 

・会社や担当者に迅速に連絡が取れること

解体工事を行う業者を選ぶ際には、会社や担当者との連絡がスムーズにとれるかどうかも重要なポイントの一つです。

特に解体工事は、工期や予算などの調整が必要となるため、コミュニケーションの円滑さが大きな意味を持ちます。そのため、電話やメール、対面など、様々な方法で問い合わせに対応してくれる業者を選ぶことが望ましいです。

また、連絡が取れない場合は工事中にトラブルが発生した際の対応も遅れる可能性があります。そのため、事前に連絡方法や対応時間帯などを確認し、信頼性の高い業者を選ぶことが大切です。

 

・必要な許認可を取得しており、適切な保険に加入していること

建物の解体工事は、危険な作業であり、専門的な技術や知識が必要です。そのため、解体工事の業者は、必要な許認可を取得しており、適切な保険に加入していることが求められます。

具体的には、解体工事に必要な許認可として、建設業許可や解体工事業の許可、産業廃棄物処理業の許可などがあります。これらの許可を取得している業者であれば、法律や規制に適合し、安心して解体工事を依頼することができます。

大半の解体業者は必要な許認可を取得しており、適切な保険に加入しているため安心ですが、無許可で営業を行っていたり、保険未加入の危険な業者も存在します。そのため、業者を選ぶ際には慎重になることが重要です。

許認可や保険については、業者のホームページや資料などから確認することができます。また、必要に応じて業者に直接問い合わせることもできます。

 

・見積もり内容が明確でわかりやすく、親切な対応をしてくれること

良心的な業者は、分かりやすく詳細な見積もり書を提出してくれることが一般的です。

そのため、「一式○○円」といった簡略化された見積もり書や、分かりにくい書き方がされている場合は要注意です。

費用を抑えたい気持ちは分かりますが、見積もりの詳細が不十分だと、後から追加費用が発生する可能性があります。

もし提出された見積書が簡略化されている場合は、細かい項目についても追加で説明してもらうように確認しましょう。

 

・相場から極端にかけ離れた坪単価を提示していないこと

解体工事の坪単価は、地域や建物の種類、解体方法、廃棄物処理費用などによって異なります。一般的な相場を調べておくことで、見積もりの坪単価が極端に高すぎたり、逆に安すぎたりしていないかを判断できます。

もしも提示された坪単価が極端にかけ離れていた場合は、その業者について調べることが重要です。特に、安すぎる見積もりを出しておいて、工事途中で追加費用を請求する悪質な業者も存在するため、注意が必要です。

 

・解体工事契約を口頭だけでなく、書面でも説明してくれること

建物の解体工事では、作業中に予期せぬ「埋設物」などが発見され、追加の撤去作業が必要になることがあります。このような場合、当初の見積もり金額に加えて追加費用が発生することがよくあります。

そのため、工事契約前に必ず見積もり書をよく確認し、追加費用が発生する場合の責任の所在についても明記されているか確認することが重要です。万が一トラブルが発生した場合には、契約書が正確な証拠となるため、細心の注意を払いましょう。

 

万が一、解体業者選びを失敗したら

解体業者選びを失敗してしまった場合、以下のような問題が起こる可能性があります。

・施工不良や安全面の問題が発生する可能性がある。

・工期が遅れたり、予算オーバーになったりする可能性がある。

・申請手続きの不備などで、補助金を受け取れなくなる可能性がある。

・最悪の場合、法律違反になることも

このことから、解体業者選びは重要なポインです。もしも失敗してしまった場合は、直ちに業者に対してクレームを申し立てることが必要です。

また、解決しない場合は、消費者センターや行政機関に相談することもできます。

しかし、事前に業者選びのポイントをしっかり押さえておくことで、失敗を防ぐことができます。しっかりと調べて信頼できる業者を選ぶようにしましょう。

 

まとめ

本記事では、解体工事の業者選びのポイントについて解説を行いました。

ぜひ業者選びの参考にしてみてくださいね。

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